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「五百住乙人展」と「横田海 遺作展」

  • 執筆者の写真: 西村 正
    西村 正
  • 1 日前
  • 読了時間: 2分

「運ぶ」1980年 50F


 本年3月、神奈川県鎌倉市大船にある鎌倉芸術館ギャラリーで「五百住乙人展」が開かれた。五百住乙人(イオズミ・キノト 1025—2023)は東京に生まれ、人生の半分以上を鎌倉で過ごしたという。本展は2024年6月に東京都府中市の府中市美術館市民ギャラリーで開かれた

「---追悼—五百住乙人展」に続く、二回目の回顧展だったようだ。実は私が初めて五百住作品を観たのは、もう20年以上も前のことで、場所は長野県東御市にある東御市梅野記念絵画館であった。ここは後に「私の愛する一点展」と題する公募展に私も叔父の作品を出品させてもらうことになる美術館なのだが、当時はそんなことは考えてみたこともなかった。その時は館内に五百住作品だけを集めたコーナーがあった。私が覚えているのは立っている複数の瓶だけを描いた静物画がたくさんあったということだけだったが、優しく穏やかな気持ちにさせてくれる不思議な雰囲気が漂っていたことが忘れられなかった。今回の回顧展では、全体に大作が多く、画題は人物が多かったような印象があるが、花や鳥や馬、そして瓶を描いた静物もあった。全体的に心が安らぎ、観に来て本当に良かったと思わせてくれる展覧会であった。

会場風景

「瓶とポット」25F(2014年金井画廊展図録より接写)
「瓶とポット」25F(2014年金井画廊展図録より接写)
「青い実」1992年 20F を使ったファイル
「青い実」1992年 20F を使ったファイル

 なお、私は3月9日に「五百住乙人展」、4月23日に「横田海遺作展」(ギャラリーゴトウ)を観に行ったのだが、この二人の画家はどちらも2023年に亡くなったのであった。横田海(カイ)作品については前回のブログ記事で書いたばかりだが、この遺作展で私は画家のご子息である横田歴男(レオ)氏とお話することができた。 (2025.4.27

 


 もう一つ、ご案内をさせてください。東御市梅野記念絵画館の「私の愛する一点展」が今年、二年ぶりに開催されることになりました。私も出品します。詳しくは改めてお知らせする予定ですが、会期と会場は次のとおりです。

 

   ●「私の愛する一点展」 ※詳しくは同館ホームページをご覧ください。

    会期:2025年 6/21(土)~8/24(日)

    会場:東御市梅野記念絵画館 (〒389-0406 長野県東御市八重原935-1)

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